【所感】澤江衣里ソプラノリサイタル

平成28年5月10日(火)
少し前の話になったが、所感を記す。

澤江衣里ソプラノリサイタル

澤江衣里ソプラノリサイタル

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2016年4月29日(金 ・祝) 19:00開演
東京文化会館小ホール

東京文化会館小ホールへ。
数年前、母校音楽部の演奏会で歌って頂いた澤江衣里 氏の演奏会を聴いた。
澤江氏の演奏を聴くのは3回目、ソロリサイタルは2回目だ。
前回聴いたのはだいぶ昔のことで、クィルターの曲や木下牧子の歌曲を歌っていた。
以前はあまり好感を持っていなかった。 あまり練習をしないでステージに臨んでいる人…という印象であった。
演奏会のチラシではときどきお見かけしていたが、あいにく都合がつかずどの演奏会も聴いていなかった。
先日聴いた「 harmonia ensemble 第7回定期演奏会 ~F・プーランク無伴奏宗教曲全曲演奏会~」でこの演奏会のチラシをみつけ、すぐにチケットを申し込んだ。
声楽の良さについて語る感性も知性はない。演奏会の状況を描写するための語彙もない。しかし、ときどき眠くなる以外は概ね楽しい演奏であった。
リヒャルト・シュトラウスがヨハン・シュトラウスとは無関係ということすら知らなかった。リサイタルは後期ロマン派くらいの時代の曲をひたすら聴いているつもりでいた。
東京文化会館小ホールは小といっても決して小さなホールではない。天井はとても高い。奏者の立ち方や向いている方向が鳴り響く音に強い影響を与えるホールだ。それゆえ、よく鳴らすことができる歌手には最適なホールである。澤江氏の歌声には知的な美しさがあった。非常に訓練されている歌声。一人の作曲家の曲を聴き続けると、興味がなければすべて同じに聞こえてしまうものであるが、音には抑揚があり表情豊かであった。彼女は声のコントロールが上手い。後半になるにつれ疲れから音程が悪くなってきたが、意図していた音楽は表現できていたようである。
数年ぶりに聴いた澤江衣里氏はとても魅力的になっていた。
今後の活躍には非常に期待している。楽しみだ。
アマチュア合唱と声楽家の独唱は、同じ舞台を用いて歌を歌っていることは同じである。しかし同じ時間と財産を費やして聴きにいくのであれば、積極的に後者の演奏を聴くことが良いと改めて認識した。
歌い方、舞台での立ち振る舞い、音に対する責任感、アマチュアとプロでは全く別次元である。
少々のミスが許されるのは、アマチュア合唱のよいところであると私は思う。しかしプロの合唱団でも少々のミスは許容されている傾向にある。自分自身歌ってみればそれは致し方ないことであるということはすぐに理解できる。だが、プロの声楽家は音に対する責任をすべて一人が負っている。私たちはプロ合唱団の甘えた演奏ではなく
、ソリスト達の音楽への態度は見習うべきだ。アマチュアの合唱だろうと、舞台に立つ限りは観客がいるのだから。
もちろんプロ合唱団のすべてに聴く価値がないとは思わない。しかし、アマチュア合唱団の演奏とプロ合唱団の演奏を比べて、支払う価値に見合った演奏を聴けることはあまりに少ない。
しかし、そんなことはどうでもいいことだ。合唱が、声楽が、という話を抜きにして、今回の演奏会は楽しかった。
また聴きたい歌声だ。
澤江衣里ソプラノリサイタル
パンフレットに挟み込まれていたチラシ

プラチナ★シンガーズ 第一回演奏会
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第14回東京音楽コンクール
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『承和(じょうわ)の御時(おんとき) 〜雅楽 日本化の始まり〜』
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東京文化会館 小ホール
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