平成26年7月5日(土)
今年も合唱祭の季節です。
といっても関東では東京都以外はもう終わっているのですが。
東京都の合唱祭は5日間も開催する大きな合唱祭です。
初めて合唱祭を聴いたのは高校1年生の夏。
上手になりたくて一日中聴いていました。
自分の高校の演奏を聴いてからも五反田のゆうぽうとで何時間か聞き続けていたら見知らぬおじさんに話しかけられたのを思い出します。あの人はいまどうしているのでしょうか。
何らかの思い出がある合唱団のエピソードと、本年度の東京都合唱祭での出演日時を記載します。
・基本的には演奏に対する気持ちが伝わる合唱団が多いと思います。
・聴いた当時の感想です。ここ数年は全く演奏を聴いていない合唱団が多いです。
・誹謗する意図があるわけではありません。そもそも好きな合唱団以外は取り上げていません。
7月12日(土)17:18頃
C13 東京都立国立高等学校音楽部
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初めて聴いたのがいつだかは解りません。おそらく高校一年生の冬、府中の森芸術劇場ウィーンホールでの定期演奏会だったと思います。
特に印象が強いのは「44わのべにすずめ」。同じ年の1月に千葉大学混声合唱団で同曲の演奏を聴いたり、日本合唱曲全集「祝福」木下牧子作品集というCD聴いていて、当時非常に好きだった曲。当時の国立高校の印象は、正直に申し上げると下手だとしか思いませんでした。でも高校生らしいエネルギーがありました。彼らの努力を理解できるようになったのは高校を卒業してからです。
国立高校音楽部は生徒だけでコンクールに出場する高校です(現在は知りませんが)。生徒だけで音楽をつくるのは非常に難しく、それにもかかわらず何曲に挑戦し、観客に熱意が伝わるだけでもとても素晴らしことだと思います。
7月13日(日)14:18頃
F13 合唱団もんじゃ
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関西の大学合唱団のOB・OGが母体となっている合唱団。昨年初めて演奏を聴きました。社会人の集まりのようですが良くまとまった演奏で好印象でした。演奏する楽しさが伝わる合唱団です。
7月13日(日)16:09頃
G12 混声合唱団 鈴優会
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自分の所属していた合唱団のライバルにあたる合唱団です。ライバルというべきか、私が高校生の時は所属していた団体とコンクールの一般部門Aグループで競合関係にありました。
叮嚀な演奏をする合唱団で、音楽の作り方はとても勉強になります。
7月13日(日)20:27頃
I14 立正大学グリークラブ
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この合唱団との出会いは高校2年生のとき。正確にはもっと前から聴いたことがあるんだと思います。そのときの私はコンクールで演奏を終え、疲れ切って客席で寝てしまいましたが、目が覚めるような強烈な演奏を聴かせてくれました。彼らの歌った松下耕「狩俣ぬくいちゃ」は衝撃そのものです。
しかし、ここ数年の演奏は光るものがなく寂しいのです。今年は復活なるか。
7月19日(土)18:18頃
M03 アール・グレイ
新宿区合唱連盟
女声合唱団。ママさんコーラス(私はこの名称は好きではありません)やその年齢層に属する女声合唱団はみな個性に欠ける気がします。 この合唱団も例に漏れません。が、9年くらい前でしたか、南国チックな曲が非常に印象的でした。決して上手ではないですが心あたたまる演奏をすることもある合唱団だと思います。
7月20日(日)11:12頃
N04 日本女子大学合唱団
Webサイト Twitter 四大学女声合唱連盟
高校生の時はよくある残念な大学合唱団のひとつでした。合唱祭、コンクール、演奏会と高校生の時は大学合唱団のレベルの低さに失望していました。この合唱団も例外ではありません。
この合唱団の良さに気づいたのは大学に入ってからでした。3女連(現在は4女連に戻りました)で大学の女声合唱団なのにパワフルな演奏をしていたのが印象に残っています。
かなり雑な発声ですがとにかくさわやかな合唱団です!今でも好きな合唱団です。
なお、とても古い演奏ですが日本合唱曲全集「落葉松」小林秀雄作品集の日本女子大学合唱団の演奏はとても好きです。
7月20日(日)12:30頃
O01 室内合唱団VOX GAUDIOSA
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日本を代表する合唱団のひとつだと思います。ブレる演奏をしない合唱団という印象。好きか嫌いかは別として、無理のない発声や調和したピッチ感は本当に素晴らしい。目指すべき合唱団のひとつ。
紛失してしまった(多分母校のどこかにある)が、松下耕:混声合唱作品集 Vol.1 民謡は非常に良い合唱CDの名盤だと思う。
7月20日(日)14:09頃
O12 ピエロ合唱隊
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高校1年生の時、精緻なアンサンブルと楽しそうな演奏を食い入るように聴き入った記憶があります。これぞ合唱といえるでしょう。
正統派の合唱曲よりはジャズのような曲が好きなようで、そちらの方が聴いていて楽しいです。
少人数で織りなすアンサンブルは一人ひとりが正確に歌えないことには決して成り立ちません。 目標にしている合唱団です。
7月20日(日)16:57頃
Q04 ENSEMBLE PLEIADE
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はっきりいってあまり上手じゃないです。日本を代表する名作曲家の微妙な合唱団。それでも日本の男声合唱では平均よりはかなり上手な方なんですが…
外声が特によろしくなく、不安定な音程でななよなよした印象を持たせます。
しかし彼らはとても楽しい演奏会をやってくれます。昔聴いた柳河は男声合唱史に残る名演でした。なぜCD化しないのだろうとずっと疑問に思っています。
この合唱団は不安定なときは非常に不快な演奏をしますが、そう感じるのは全国大会の銅賞に終わる団体のように、特徴のないダンゴのような声が小さく会場で鳴っているだけの演奏にをするからです。しかし鳴りのよいときのプレイアードは機械の様に正確な音程、そしてピッチ
をしていています。関東の男声合唱団は総じてがなっているだけですが、私はそんな合唱団には興味はありません。のびの良い発声、正確な音程、そしてセンスの良いピッチの男声合唱が聴きたいのです。プレイアードはそれができます。たまにですが。年に1度聴けるかどうかのプレイアードをシビれる聴くため、私は合唱祭や演奏会に足を運ぶのです。
7月21日(月)18:30頃
W01 リクルート混声合唱団
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非常に声量のある合唱団だった印象があります。リクルートというだけあって面白い人たちが多いように思います。
高校生の時に演奏会を聴きました。その時はなんて下手な合唱団だろうと思いました。アンケートにかなり失礼な事を書いてしまいました。
大学に入り、大学合唱団に失望し、一般の合唱団に失望し…と合唱団のレベルの低さに唖然としました。しかし、いざ自分が大学合唱団の指揮者をやってみると、大学や一般の合唱団で素晴らしい演奏をするのが如何に困難であるかを身をもって思い知りました。そんなときにわずかな時間で、そこまで上手ではないにしろ、明るくて良く響く発声で楽しい演奏を聴かせたリクルート混声合唱団の凄さを感じたのです。。